届かないぶどうは酸っぱくなる
おはようこんにちはこんばんは
tayurauです
皆さんは
自分が良いなあって思ったものが
到底手に入らないって知ったらどうしますか?
それは時計かも知れませんし
車かも知れませんし
愛する人かも知れません
手に入るように頑張りますか?
似たようなものを探しますか?
イソップ寓話のキツネさんは
やっぱりあんなの欲しくない!
って自分に言い聞かせたようです
…
お腹を空かせた狐は、たわわに実ったおいしそうな葡萄を見つけた。食べようとして懸命に跳び上がるが、実はどれも葡萄の木の高い所にあって届かない。何度跳んでも届くことは無く、狐は、怒りと悔しさから「どうせこんな葡萄は酸っぱくてまずいだろう。誰が食べてやるものか」と負け惜しみの言葉を吐き捨てるように残して去っていった。
…
凄く悲しい話ですよね
本当は欲しいのに手に入らなくて
だったらそんなの欲しくない!
って自分に言い聞かせるなんて
これを心理学用語では 「合理化」
と言います
人間って矛盾した状態が凄く嫌いだったり
するんですよね
好きなものが手に入らない
➡︎おかしい。欲しいのに!って思っちゃう
この状態を心理学用語では「認知的不協和」
と言います
だから
好きなもの➡︎嫌いなもの
って自分の中で勝手に変換するんですね
嫌いなものが手に入らない
➡︎おかしくない。矛盾してない!
ですから
なんでそんなことするのか
それは自分を守る為でもあるんですよね
心理学において「合理化」は「防衛機制」
の一種とされています
「防衛機制」➡︎自分を守る機能ってことです!
欲しいものが手に入らないとき
その理由が自分の能力の低さだったら
きっと自分を責めることになるでしょう?
欲しいものも手に入らないし
その上自己嫌悪に落ちちゃうって
かなり絶望的ですよね
そうなったら立ち直るまで大変!
というか落ち込む場面増えすぎて大変!
そうならない為に
キツネは葡萄を酸っぱいと思い込むのです
遥か昔に作られた寓話に
これだけの心理学的要素が詰まってるなんて
素敵ですよね
僕個人としては
酸っぱい葡萄の考え方は好きですよ
本当に酸っぱいかも知れないじゃん!って
考えるタイプです
でも
本当に欲しい!と思った時のワクワクは
忘れたくないですよね
あれ?
欲しかったはずなのに
なんで欲しくなくなっちゃったんだろ
そう思ったらキツネさんを思い出して
みてくださいね
それではまた明日