ゆらゆら備忘録

ゆらゆらとつらつらと「あれ?」を解決してみます 。1日1ネタ

届かないぶどうは酸っぱくなる

 

おはようこんにちはこんばんは

 

tayurauです

 

皆さんは

自分が良いなあって思ったものが

到底手に入らないって知ったらどうしますか?

 

それは時計かも知れませんし

車かも知れませんし

愛する人かも知れません

 

 

手に入るように頑張りますか?

似たようなものを探しますか?

 

イソップ寓話のキツネさんは

やっぱりあんなの欲しくない!

って自分に言い聞かせたようです

 

お腹を空かせた狐は、たわわに実ったおいしそうな葡萄を見つけた。食べようとして懸命に跳び上がるが、実はどれも葡萄の木の高い所にあって届かない。何度跳んでも届くことは無く、狐は、怒りと悔しさから「どうせこんな葡萄は酸っぱくてまずいだろう。誰が食べてやるものか」と負け惜しみの言葉を吐き捨てるように残して去っていった。

Wikipediaより

 

凄く悲しい話ですよね

本当は欲しいのに手に入らなくて

だったらそんなの欲しくない!

って自分に言い聞かせるなんて

 

これを心理学用語では 「合理化」

と言います

 

人間って矛盾した状態が凄く嫌いだったり

するんですよね

好きなものが手に入らない

➡︎おかしい。欲しいのに!って思っちゃう

 

この状態を心理学用語では「認知的不協和」

と言います

 

だから

好きなもの➡︎嫌いなもの

って自分の中で勝手に変換するんですね

 

嫌いなものが手に入らない

➡︎おかしくない。矛盾してない!

ですから

 

なんでそんなことするのか

 

それは自分を守る為でもあるんですよね

心理学において「合理化」は「防衛機制

の一種とされています

防衛機制」➡︎自分を守る機能ってことです!

 

欲しいものが手に入らないとき

その理由が自分の能力の低さだったら

きっと自分を責めることになるでしょう?

 

欲しいものも手に入らないし

その上自己嫌悪に落ちちゃうって

かなり絶望的ですよね

 

そうなったら立ち直るまで大変!

というか落ち込む場面増えすぎて大変!

 

そうならない為に

キツネは葡萄を酸っぱいと思い込むのです

 

 

遥か昔に作られた寓話に

これだけの心理学的要素が詰まってるなんて

素敵ですよね

 

僕個人としては

酸っぱい葡萄の考え方は好きですよ

本当に酸っぱいかも知れないじゃん!って

考えるタイプです

でも

本当に欲しい!と思った時のワクワクは

忘れたくないですよね

 

あれ?

欲しかったはずなのに

なんで欲しくなくなっちゃったんだろ

そう思ったらキツネさんを思い出して

みてくださいね

 

それではまた明日